至仏山(スキー)

右に燧ケ岳、尾瀬ヶ原を下に眺めながらエッサエッサ

山行情報

日時:2025/04/19 ~ 2025/04/20 天候:曇り
ランク:C-C-6:30 参加:9名
山行担当:CL3824 SL3063, 3668, 3950
記録担当:文責:3824, 4027, 3999 写真:4128, 3999, 4027, 3824

コースタイム

1日目
高坂SA14:50≡17:00尾瀬戸倉ペンション (泊)
2日目
泊地6:30=7:00鳩待峠7:15…9:20オヤマ田代…10:25至仏山10:55…12:55鳩待峠=14:00戸倉BS≡15:00上里SA 行動時間:5時間40分
※=タクシー移動、≡ マイカー移動

コースマップ

赤ルート:1班 緑ルート:2班

山行記

1日目

鳩待峠への林道の冬季閉鎖が4月18日に解除されて、5月のゴールデンウィークに向けて尾瀬の春シーズンが開幕した。

我々はその翌日に2台の車に分乗して、尾瀬戸倉のペンションへと向かった。林道開通直後のため宿の客は我々9名のみで、到着後ゆっくりと風呂に入り、夕食の席では翌日のスキー山行の話に花を咲かせた。



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2日目

今回の9人のメンバー構成は、会の古参から、山スキーを今年から始めた2名と幅が広い。楽しく安全な登山をモットーに、至仏山頂からの滑降をめざす1班と、ゆったりと至仏山の手前で引き返す2班に分けて行動し、鳩待峠で合流した。

1班:昨年4月に初めて至仏山に登り、スノボで滑った。その時は2名だけの個人山行であった。天気も悪く視界が無かったため、安全策として山の鼻に真っ直ぐ降りる分かりやすいルートを選択した。

今年は、天候に恵まれ雪も沢山残っていて枝や木の根の露出が少ない。昨年の反省から、自分は神楽スキー場でスノボの不整地滑走を繰り返し練習し、ストックを常に持って滑ってみた。これは、転倒時のリカバリーやスキーメンバーと同行するのにもすごく役に立った。板も、本番2週間前に10cm短いスプリットボードを調達。板が短くなり、樹林や斜面での切り返しがとても楽にできた。

小至仏山から至仏山頂に向かうルート中、斜度のあるトラバースにドキドキしたり、山頂からの360度の絶景、雄大な滑走斜面に感動したりと、刺激の強い1日となった。総勢9名、参加いただいた皆さんが無事に下山できて感謝。

2班:ゲレンデもBC (バックカントリー)も入門者の私、スキーは抜群だがシール歩行入門者、若いころからBCもゲレンデスキーもしていたがBCが久しぶり、という3名のメンバー構成が2班。シールで登ること、スキーを担いで歩くことの技術と、体力や滑走技術に大きな開きがある。

SLさんに荷物を助けてもらって体力の調整が完了。CLさんの声掛けで『ゆっくり無理しない』をモットーに進む。小至仏山の手前のコルから滑走開始。ほどよく滑り、ほどよく止まる安心なザラメ雪。広々とした景色の中を滑るのは気持ちが良い。登ったのをあっという間に降りるのはもったいないが、自分の滑った跡を振り返ると、自然の山を滑れた喜びで一杯になる。沢のどちらへ降りるか、ルート取りの話合いも楽しい。最後に鳩待峠へ登るのがしんどい、などぶつぶつ言いながら歩くのも楽しかった。



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