諸戸北尾根~三峰山~宝尾根(ヤブ)
山行情報
日時:2025/04/05 天候:晴れランク:C-C-8:30 参加:15名
山行担当:CL3465 SL3389, 3847, 3773
記録担当:文責:3847 写真:3465, 3847
コースタイム
ヤビツ峠8:23…8:55諸戸山林事務所8:59…9:28 13号鉄塔上9:32…10:10大山北尾根合流10:15…10:28大ノ沢南尾根分岐…11:04唐沢川…11:13杉ノ沢出合11:30…12:14尾根取り付き…13:21杉ノ沢尾根手前13:25…13:53三峰登山道合流…13:57大山三峰山14:00…14:18七沢山…14:45 777m地点…15:05 512m地点…15:40八太郎林道…16:05清川役場前BS 歩行時間:6時間59分/休憩時間:43分
コースマップ
記録日:2025/04/05山行記
8時23分、ヤビツ峠を総勢15名が2班に分かれてスタート。登山道脇のミツマタの群生を眺めながら緩やかに下り、諸戸山林事務所前に到着。ここから標高差600mの諸戸北尾根ヤブが始まる。道路脇から、いきなりスギ林の急登。参加者にルーファイしてもらいながら登ってもらう。見通しは悪くはないが、尾根筋が明瞭でないところでは間違えることもある。が、それもまた楽し!
最初のポイント、13号鉄塔を過ぎしばらくするとモノレールが現れ、それに沿って登っていくと大山直下の大山北尾根に合流する。そこから比較的見通しの良い尾根をテンポ良く下っていく。ネクタイ尾根分岐を過ぎ、大ノ沢南尾根分岐から唐沢川方面へ下っていくと様相は一変する。急な下りで小さな尾根筋がいくつも現れ、ルーファイ力が試される状況に。
みんなでGPSを確認しながら下り、ようやく唐沢川に到着。右岸に渡渉してしばらく進んだ杉ノ沢出合にて昼食休憩。緊張から解放され、みんなの会話がはずむ。食事が済むと渓流下りの開始だ。両岸の状況から渡渉箇所を見極め、左右に渡渉を繰り返しながら40分ほど下る。結局、予定の尾根取り付き(脱渓ポイント)までに、計8回の緊張感のある渡渉を繰り返すも、みんな難なくクリア。みなさんさすがだ。
脱渓ポイントから、斜度60度以上はありそうな尾根筋に取り付く。比較的手掛かりがあるルートを選んで登る。P700、P850と尾根筋を外さぬように登っていく。P850手前付近から荒れたスリリングなヤセ尾根が続き、一部ロープ出しも必要と思われるザレた急斜面等もあり、ここが今回の核心だった。三峰登山道に合流し、ほどなく大山三峰山に到着。ここからは七沢山を経由して広い宝尾根を八太郎林道まで下り、16時5分に無事、清川役場前BSに到着。
大山と大山三峰山という2つのピークを、4つの尾根(バリルート)を経由して踏破。その距離14Km、登り1,155m/下り1,769m。バリルート尾根の激登り・激下り、スリリングなヤセ尾根、そして渓流下りというタフでバリエーションに富んだ山行だった。8時間近くタフでスリリングな歩きを共にした全員での反省会はいつにも増して盛り上がった。
今回、SLとして参加したが、全コース初見で臨んだこともあり、冒険的でワクワク感溢れる山行となった。とくに唐沢川の渓流下りでのルーファイには気を使ったが、非常に良い経験となった。ヤブの面白さはルートを自分で考えながら進んでいくところにある。だからこそ、冒険心が掻き立てられるのだろう。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- 諸戸山林事務所前。ここから諸戸北尾根のヤブへ
- 諸戸北尾根の激登り!
- モノレールに沿って登る
- 大ノ沢南尾根分岐から唐沢川へ
- 大ノ沢南尾根のヤブ。激下り
- 唐沢川到着
- 唐沢川の渓流下り
- 唐沢川の渓流下り。渡渉もスイスイ!
- 尾根取り付き(脱渓ポイント)からの激登り
- ヤセ尾根帯に突入!
- スリリングなヤセ尾根
- ザレた急斜面!
- 大山三峰山山頂にて
- 七沢山へ
- 宝尾根を軽快に下る