伊豆三山

これから登る城山に向かって歩く

山行情報

日時:2025/03/15 天候:曇りのち雨
ランク:B-B-4:30 参加:12名
山行担当:CL3169 SL3731, 4111
記録担当:文責:3903 写真:3731

コースタイム

三島駅8:20-8:49大仁駅9:05…9:15狩野川記念公園9:20…9:42城山登山口9:47…10:15ベンチ10:20…10:42城山10:48…11:17葛城山登山口11:20…11:40葛城山分岐11:45…12:25益山寺12:57…13:24発端丈山13:30…14:15分岐14:20…14:45長浜BS14:59-15:37沼津駅 歩行時間:4時間21分/休憩時間:1時間19分/合計時間:5時間40分
※- 公共乗物移動

コースマップ

記録日:

山行記

JR三島駅から修善寺へと続く伊豆箱根鉄道・駿豆(すんず)線の大仁(おおひと)駅が今日の山行のスタート地点だ。伊豆三山は城山・葛城山・発端丈山と連なる400mほどの低山ながら、ユネスコのジオパークとして登録される地質的な特異性があり、変化に富んだ地形とダイナミックな眺望で大いに魅力的な山と聞いて楽しみにしていた。

まずは駅に降り立って線路越しに振り返ると、こちらを見下ろし鎮座している巨大な岩塊が最初に登る城山だという。狩野川に面し切り立った岩壁はクライミングのゲレンデとして知られているというから、みろくでも岩に取り組むかたがたには親しまれた場所なのだろうか。一見どう登るのか見当がつかないが、そこはもちろん岩壁を回り込む一時間程度のハイキングコースが整っている。

登り出すと直ぐに、大きな絶壁を仰ぎ見る場所にたどり着いたが、午後から雨の予報のせいかクライミングの準備中らしい男性が一人見られるだけでひっそりしている。

小休止を取って先へ進むと、尾根に近づくにつれて足元にゴロゴロと岩が現れはじめ、大きな岩に沿った崖っぷちの細い道などを注意深く歩いて行く。

尾根に上がったあたりから、足元の岩が平らな板のように規則正しく重なるようになってきた。柱状節理だ。このあたりは柱というより板状に見える。板状節理という呼び方もあるらしい。火山岩に見られる特徴で、登山者にはあちこちの山中で馴染みのある景観だろう。

その中でも伊豆三山で際立った特徴は「火山の根」とも呼ばれる火山岩頸といって、地中深くからマグマが噴出した通り道が固まり隆起し、地表に現れたものだ。浸食に耐えた一枚岩は急峻な山を作ることもあるという。

別段、地学好きでもないが、顕著な特徴を目の当たりにしてその上に立つとさすがにワクワクする。これだけ地球目線で楽しむことができたなら、たまたま天気が曇りでちょっと富士山が見られなかったからといって何をがっかりすることがあるだろうか。

そうして地球のダイナミズムを堪能しながら歩くうち、雲から雨粒が落ちだした。ほどなくして下りの斜面がぬかるみ、足元が滑って危険な状態になってきたので、リーダーの判断により途中からコースを変更し、かつてみかん畑であった細いコンクリートの舗装道を下りて、内浦湾に面したバス通りへと全員で無事に出ることができた。

余談ながら、最後の発端丈山の上で記念写真を撮った折、ふわふわと白い毛玉のようなものが漂ってきた。おそらく何かの植物の種を運ぶ綿毛であろうけれど、CLがこれを追いかけて捕まえ、これはケサランパサランと言って、見つけると良いことがあるのだと山行メンバーに語って下さった。民俗学的ロマンが溢れる話で、これも素敵なエピソードとして今日の思い出に彩をそえてくれた。 

〜いにしえの
火の根の山は連なりて
大地の鼓動今に知らしむ〜

【CL追記】

天候が下り坂で実施を悩みましたが、雨の予報が午後遅いようなので、登山できると決行しました。伊豆三山は城山(342m)、葛城山(452m)、発端丈山(410m)の三つの山の総称です。2024年11月より葛城山山頂エリアが入山料として2,500円を徴収するようになったので、城山と発端丈山の二山に登りました。城山からは霞んだ富士山を見ることができましたが、発端丈山からは残念ながら見ることができませんでした。

益山寺は推定樹齢900年の大楓と大銀杏の大木があり、紅葉の時期は大変見ごたえがあると思います。境内の軒先を借りて、ほのぼのと昼食をとることができました。発端丈山からの下りは急で、ロープを頼りに慎重に下ります。下山途中で雨が降り始め、最後の分岐で雨具を着たのですが、予定していた下山道が濡れてとても滑るので、コースを変更して下山しました。海岸線を行くバスに揺られ40分、沼津駅で美味しいお寿司を食べて帰路へつきました。



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