谷川岳西黒尾根

森林限界突破。まだまだ続くよ西黒尾根

山行情報

日時:2025/06/21 天候:曇
ランク:C-C-7:30 参加:8名
山行担当:CL3887 SL3697
記録担当:文責:3835 写真:3819, 3962, 4111, 3697, 3887

コースタイム

土合駅8:54…9:18西黒尾根登山口9:30…11:46ラクダのコル11:55…13:32トマの耳13:38…13:53オキの耳14:05…16:10RW天神平駅  歩行時間:6時間00分/休憩時間:1時間15分/合計:7時間15分

コースマップ

記録日:2025/06/21

山行記

今年2回目の谷川岳。前回は雪山入門で来たが、その時は強風のため山頂へたどり着くことができなかったので、リベンジの意味も込めて今回は西黒尾根での挑戦。西黒と言えば、日本三大急登の一つ、一度は登ってみたいと思っていたので、この山行を企画していただいたCLに感謝である。

さて当日、移動の新幹線がガラガラで、通路まで人が溢れていた前回が噓のよう。終着駅の越後湯沢駅で今回の参加者と合流し、在来線に乗り換え土合駅へ。準備体操と自己紹介が済んだあとに「今回の山行記を書いてもらう人を、くじ引きで決めたいと思います」とのアナウンスに緊張感が走った。トップバッターは自分でいきなりの大当たり、なんの盛り上がりもなく終了。

歩き始めてしばらくは舗装路の緩い坂を歩く。するといよいよ西黒尾根登山口に到着。見るからに急な傾斜に圧倒される。登山口からは、急な登りがひたすら続く感じ。ラクダの背からは樹林帯を抜け天神平が見えたが、天候は相変わらずの雲で眺望は良くない。ここからは鎖場が続く岩稜帯歩き。ここの岩がツルツル滑る。

ラクダのコルまで下ったところで昼食を摂り、さらなる続く急登を進む。肩の小屋分岐まで来て驚いたのが、案内の看板の背がめちゃくちゃ高いこと。3月に来たときは丁度いい感じだったのに、雪山と夏山の違いを実感する。分岐からはトマの耳、オキの耳と登頂し、肩の小屋まで戻ってくる。ここからは雪渓が出てくる。アイゼンを取り付け下るが、雪質が緩く前爪の無いタイプは厳しく、ズルズル滑る。注意しないと危ないと思い、気をつけながら何とか無事通過。その後はガレた岩場を下り、サクサクと天神平へ到着。

今回の西黒尾根山行だが、日本三大急登に相応しい登りだった。無事に完登することができ、CL、SLを始め、参加のメンバーに感謝。ありがとうございました。

【CL追記】
夏山シーズンの前に、痺れる山行がしたい!溢れるドM魂を抑えきれず選んだ西黒尾根。

だが、相手は日本三大急登。さらに、例年よりルート上に雪渓が残る。支援リーダーと相談し、あらゆるパターンを想定して計画を立てた。いざ蓋を開けてみると、皆の頼もしい歩きで数々の難所をスムーズにクリア。ゴール後のロープウェイ内には充足感が漂っていた。

山行の企画を立てるのはリーダーではあるが、山行そのものは参加者全員で創り上げるものだ。そう実感した一日だった。



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