七面山
山行情報
日時:2025/11/23 ~ 2025/11/24 天候:晴れランク:C-C-6:20 参加:23名
山行担当:CL3887 SL3697
記録担当:文責:4000, 3433 写真:3810, 3819, 3433, 3887, 4142, 3428, 3939, 4121, 3950, 4019, 4128
コースタイム
1日目
羽衣白糸の滝10:41…10:48神力坊…11:27肝心坊11:40…12:07中適坊12:31…13:12晴雲坊13:27…14:23敬慎院(泊) 歩行時間:2時間50分/休憩時間:52分/合計:3時間42分
2日目
泊地07:45…08:38七面山…09:25希望峰…9:49七面山…10:21敬慎院10:40…11:30奥ノ院…11:56明浄坊…12:36安住坊12:46…13:30七丁目休憩所…14:08七面山登山口 歩行時間:5時間38分/休憩時間:45分/合計:6時間23分
コースマップ
記録日:2025/11/23~2025/11/24山行記
1日目
出発地の羽衣白糸の滝は、まだ紅葉が美しく、天気も良好で気持ち良くスタート。
法華経の聖地として名高い七面山は、祈りの道とのこと。参道には一丁目から五十丁目まで目印になる石灯篭が立っていて、広い休憩所も多く、多くの方が参拝に登られるのが伺えました。四十六丁目の和光門をくぐり、登って行くと鐘楼。手水舎で、全員が手、口を清め敬慎院をめざします。山行経験豊富な参加者が多かったので、予定より早く到着。宿坊ということで寒いと想像していたが、部屋は暖かく、綺麗で快適でした。
夕方、日の入りを見に随身門へ。薄い桜色に見える富士山は、思わず歓声をあげてしまうほど美しく、感動と感謝の気持ちが込み上げてきました。
その後、精進料理の夕食。アルコール禁止でしたが、御神酒が一升瓶で振る舞われました。本日の最後は本殿でのご開帳とお勤め。ご開帳では、七面大明神を拝むことができました。
21時になり、初体験の巻き布団(1枚が長ーい布団で、4〜5人で寝ます)で就寝となり、1日目を終えました。(文責:4000)
写真をクリックするとスライドショーになります。
- 女人禁制を解いたお萬の方像と白糸の滝
- 栄えある山行記の書き手はくじ引きで選出。ピンクを引いて見事、当たり~
- 元丁目の山門をくぐって、信仰の道の始まり
- 二丁目の神力坊。表参道には幾つか坊があり、休憩所にも
- 整備されとても歩きやすい表参道
- 46丁目の和光門。いよいよ七面大明神の神域に
- 行くぜっ!!
- この山行の核心、五十丁目の敬慎院に到着
- 到着後はお風呂に浸かり、このような流れですごします
- 日没の「額縁富士」
- 壮観な富士と雲海をバックに!
- お待ちかねの夕食。懐かしの社員旅行みたい!?
- 振る舞い酒の御神酒一升瓶を、23人で仲良く分け分け
- 夜のお勤めから部屋に戻ると、名物「巻き布団」が!
- こうやって同じ布団で仲良く寝ます。1人1個湯たんぽも仕込まれています
2日目
5時半に起床、6時より勤行(朝勤)に参加する。厳かな読経の声が響き渡る堂内に参列し、ご焼香を済ませた後、ご来光を拝みに随身門の先にある広場に向かった。
空が徐々に白み始めると霊峰・富士山が眼前に浮かび上がり、暫くするとオレンジ色の光が空と雲海を染め上げ、あたり一面を神々しい光で満たしていく。その荘厳な光景に山行の安全を祈った。
朝食を済ませ身支度を整えて、いよいよ山頂に向け全員で出発。敬慎院から小1時間ほど歩くと、山頂(三角点設置点)に到着する。
しかしこの山頂は樹林帯に囲まれており、眺望はまったく開けていない。「あれ?絶景は?」と拍子抜けしたが、実は標識のある場所は1,982mで、最高地点はさらに5分ほど歩いた先にある1,989m地点なのだが、ここも展望がまったくない。先を進むと「希望峰」に到着する。ここは山頂と対照的に視界が開けており、遮るもののない大展望で、南アルプスの峰々が広がる光景は圧巻であった。
帰路は北参道を下山する。七面山で得た感動と清らかな気持ちを胸に、全員無事に下山することができた。(文責:3433)
【CL追記】
「宿坊泊をやってみたいです」
支援リーダーとのやり取りで発した一言で始まった本山行。思い立ったが吉日と瞬く間に計画し、定員18人としたが「そんなに来るのか?」と半信半疑であった。
いざ蓋を開けてみると、20人超の申し込み。顔ぶれもベテランから新人まで様々。「よし、全員と行くぞ!」タクシーと宿坊に人数追加の依頼をした。
両日とも快晴で、見たい景色を総取り。下山道は落ち葉が堆積し時間を取られたものの、SLや先輩リーダーらのフォローをいただき、無事バスに間に合った。大所帯のため班分けし、若手参加者に班長を無茶振りしたが、各々率先して動いて下さり大変助かった。
修学旅行以来の精進料理、凛とした空気に触れての勤行、眩いばかりの富士と御来光…。非日常を味わい、澄んだ心で下山したが、数日も経たぬうちに俗世間にまみれ煩悩モードに元通り。修行の道は険しい…。
※本殿内は撮影禁止につき、お勤めの画像はありません。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- おはようございます。日の出の「額縁富士」です
- なんとも神々しい、富士のビーナスベルト
- ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンド頭!
- 不思議植物・サルオガセを愛でる
- 巨大やかんが目を引く休憩所。ここに荷物をデポして山頂へ
- 富士に見守られ、七面山山頂へ出発!
- 山頂直下からものの見事にえぐり取られた、大迫力のナナイタガレ
- 七面山山頂。眺望イマイチ、というかゼロだけど皆笑顔!
- 山頂から少し歩いた希望峰からは、南アルプスの南部を一望
- 抜群の眺望に、気分も上がる!
- デポした荷物を受け取り、僧侶様に見送られ敬慎院を後に
- 北参道は日陰で落ち葉が堆積。慎重に下る
- 唱題しながら7度回るとご利益があると言われる影嚮石。短い休憩時間内で急いでぐるぐる
- 幹の独特な形状が歴史を感じる、安住坊の大トチノキ
- 無事下山。朱塗りが映える、北参道入口の一ノ鳥居で































