鳥取大山&出雲大社(紅葉山行Ⅱ)

行者口登山口。これから登る大山が快晴の空にそびえる

山行情報

日時:2025/11/08 ~ 2025/11/09 天候:晴れ/小雨
ランク:C-C-5:30 参加:11名
山行担当:CL3840 SL3635, 3887
記録担当:文責:3840 写真:3840

コースタイム

1日目
大山寺BS8:30…8:58行者口登山口…元谷避難小屋…11:43大山(弥山)…13:17夏山登山口…13:36大山寺BS

コースマップ

記録日:2025/11/08

山行記

1日目:紅葉纏う大山

紅葉纏う鳥取大山は2,000mにも満たない山である。が、その荒々しい山容が登山者を魅了する。そんな大山は、山麓の広大な紅葉で有名だ。色鮮やかな紅葉を纏い、垂直に聳える山頂直下の漆黒の岩稜のピーク。その対比が実に素晴らしい。ぜひそんな大山を歩いてみたいと、半年も前から企画を練ってきた。でも、紅葉のピークが山行日にあたるとも限らない。時期的に、雪が降る可能性もある。そんな不安を抱く中、山行日が近づくにつれ、順調に紅葉が進む。天気の予報もいい。期待が高まる。

そして迎えた当日。朝、前泊組と深夜バス組が米子駅で集合。バスで登山口まで移動する。すると、みろくの仲間のTさんとばったり。中国地方に在住しており、時期がいいのできてみたと。みろくの大先輩が一緒に歩いてくださるとのことで、すごく嬉しい。

歩き始めはまず、樹林の中。紅葉が真っ盛りだ。まさにピークにあたる。色とりどりの木々の中を歩くこと1時間半。行者口登山口に出る。すると、これから登る大山の山容が目に飛び込む。しかも紅葉を纏っている。この時期にしか拝むことができない絵に皆、感嘆する。

ここから、夏道となる尾根に上がるまでが今日の真骨頂。急な登りを皆、わっせわっせと登る。でも紅葉まっさかりで、そんな苦労を忘れさせてくれる。ほんと素晴らしい紅葉の歩きの連続。こんな歩きはこれまでなかなか経験したことがない。しばし、そんな歩きをしていると、夏山ルートの尾根に出る。その尾根を少し歩くと、6合目避難小屋が現れる。夏道を上がって来た人でごった返している。でも、ここでしばし休憩。

さあ、ここからが大山のまさにビクトリーロードだ。このあたりから、森林限界を超える稜線歩きとなる。日本海まで見通せる快晴の天気で、道もなだらか。実に快適だ。歩きを開始して約3時間、大山頂上に到達。紅葉真っ盛りのこの時期であることから頂上も人で埋め尽くされているが、30分ほどの休憩を取り下山開始。

下山時も紅葉を楽しみながら、会話が絶えない。実にいい歩きとなる。下山後は、翌日の出雲大社に備えて出雲市まで電車で移動。反省会で山陰の山海の幸を満喫し、床に就く。



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2日目:天気は雨、それでも出雲大社は素晴らしい

岡山の蒜山を登ることも考えたが、移動手段が整わずやむなく断念。SLの2人に相談し、割り切ってなかなか来ることがない出雲大社観光とした。でも、当日はあいにくの雨。でも、小雨。ほとんど濡れない。そこで予定通り、まずは日本三大そばの出雲そばを朝から食す。早朝だというのに、店は開店と同時にほぼ一杯に。三段割子そばがおいしかった。

お腹を満たし、いざ出雲大社へ。有名な大しめ縄は思っていた以上に大きく、圧倒される。境内をぐるっと散策。雨ということもあり、その風景は水墨画のごとくで、実に荘厳。こういう雰囲気も悪くない。そして神様が通るという街中の道を歩いて、日本海の海岸へ。そのころには雨もあがる。再び出雲大社に戻り、参道の店に立ち寄るなど皆、思い思いに過ごす。まさに大人の遠足だ。

1日目は大山、2日目は出雲大社と実にいい歩きとなった。喜んでもらえたり、「ほんと良かった」と言ってもらえるとリーダ冥利に尽きる。今回も山と仲間に感謝だ。



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