日光連山(ロングトレイル)

霧降高原から女峰山へ。雲が切れて、越えてきた山々が顔を出した

山行情報

日時:2025/06/17 ~ 2025/06/19 天候:曇り時々晴れ/曇り時々晴れ/晴れ
ランク:C-D-10:10 参加:7名
山行担当:CL3489 SL3950
記録担当:文責:3418, 3668, 4121 写真:3950, 3198, 4121

コースタイム

1日目
霧降高原駐車場9:10…10:50赤薙山11:00…12:50一里ヶ曽根独標13:00…14:20女峰山14:30…15:00唐沢避難小屋(泊) 歩行時間:5時間25分/休憩時間:25分/合計:5時間50分
2日目
泊地4:10…5:00女峰山5:10…5:40帝釈天5:50…6:35富士見峠6:50…7:45小真名子山8:00…9:45大真名子山10:00…12:10志津避難小屋(泊) 歩行時間:7時間15分/休憩時間:45分/合計:8時間
3日目
泊地4:35…5:10志津分岐…8:12お花畑…8:40太郎山8:55…9:20小太郎山9:25…10:45山王帽子山10:55…11:45山王峠…12:40光徳牧場 歩行時間:7時間35分/休憩時間:30分/合計:8時間5分

コースマップ

記録日:2025/06/17~2025/07/19

山行記

1日目

霧降高原1,445段の、天空回廊の階段からスタート。この日、関東では今年初の猛暑日となり、熱中症対策として梅干し3個を忍ばせて挑んだ。

赤薙山までは急登が続き、亜熱帯のような蒸し暑さで汗だく。途中、シャクナゲやミツバオウレンに癒される。女峰山からの眺めは、残念ながらガスの中だった。山頂からガレ場250mを下って、今日の宿になる唐沢避難小屋に到着。明日泊まる避難小屋には水場がないため、明日と明後日の水を補給すべく、さらに100m下の水場まで給水に行き、ようやく夕食タイム。初顔合わせのメンバーもいて、楽しい時間を過ごした。 (文責:3418)



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2日目

女峰山の少し下った唐沢避難小屋から再度、女峰山に登り返す。傾斜がきつく足場の悪い登山道。今日の泊地である志津避難小屋の水場が問題ありとうことで、各自4lほどの水を担ぐこととなり、辛い出発となる。

帝釈山、小真名子山大真名子山と続く道は、アップダウンが多かったが、針葉樹の森、春ゼミの鳴き声小鳥のさえずり癒された。志津避難小屋に着く。男体山へ行く予定だったが、背中の荷物が応えたのか、男体山とう声は誰からもあがらず、割愛となり2日目を終えた。(文責:3668) 



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3日目

3時過ぎに外に出て星空を眺めた。朝が始まる前の静寂な空間を独り占め。明るくなった4時半に出発。ザックは重く、一歩一歩重力を感じながら進んだ。深い森の中で木々の隙間からは優しい光が漏れ、瑞々しい苔と色とりどりに咲き乱れる初夏の花たちに癒された。そして春ゼミと鳥たちの大合唱を聴きながら、大自然溢れる奥日光を全身で感じた。 

帰りは温泉につかり、乾杯と山話。ソロでは味わえない一体感に酔いしれた。山の猛者6名の足の置き方、持ち物、食料や行動食など、普段ソロ中心の自分にとってとても勉強になった。余計なものを削ぎ落とし山に対峙する姿勢に、大変刺激を受けた山行になった。 (文責:4121)

【CL追記】

むかし「日本百名山」を読んだときから、“一家族の山”という言葉が気になっていた。日光連山の男体山、女峰山、太郎山、大真名子、小真名子の五山をいつか登ってみたいと思っていた。登るなら、高山植物が咲く6月が良いと計画。今年の異常猛暑のため男体山は諦めたけれど、登山者も少なく日光の魅力的な山を十分味わうことができた山行だった。 



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【この山行で出会った花たち】



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