本沢温泉~天狗岳(山と温泉)
山行情報
日時:2025/07/05 ~ 2025/07/06 天候:晴れランク:C-C-6:00 参加:14名
山行担当:CL3169 SL3523, 3867
記録担当:文責:3809 写真:3169, 4061, 4163
コースタイム
1日目
みどり池登山口10:24…11:37みどり池12:07…13:33湯元本沢温泉(泊) 歩行時間:2時間31分/休憩時間:0時間38分
2日目
泊地6:15…7:20夏沢峠…8:08根石岳山荘8:22…8:30根石岳…9:16東天狗岳…9:40西天狗岳9:52…10:30第二展望台…10:58第一展望台11:20…12:42唐沢鉱泉
歩行時間:5時間16分/休憩時間:1時間11分
コースマップ
記録日:山行記
1日目
八ヶ岳は好きな山の一つで、中でも北八ヶ岳は(勝手に)メルヘンの山と呼んでいる。今回、山、温泉、花が楽しめるこの山行は参加前からワクワクしていた。
スタートは佐久平駅。ここから八ヶ岳の東麓に沿って南北に走る高原列車、JR小海線に乗り換える。日本一標高が高いところを走るディーゼル列車で、のんびり移動する。車窓から遠くにかすむ山や、高原野菜の畑を楽しんで、旅気分が高まる。無人の松原湖駅で下車。タクシーでスタート地点のみどり池登山口に到着し、登山スタート。
出発してすぐに針葉樹の樹林帯に入り、鳥のさえずりや登山道の近くを流れる沢に癒されながら、ゆっくりゆっくり山の奥に歩を進める。
スタートから1時間ほどで視界が開け、歓声があがる。みどり池のほとりから八ヶ岳らしい稜線を望む景色が広がり、山を仰ぎ見ながら各々山のあてっこが始まる。ここで地図読みの先生からのわかりやすい説明に皆、聞き惚れる。予期せずここで講義が受けられるのはお得な気分。
みどり池の周囲はクリンソウの群落があり、撮影タイム。深緑の中に咲く濃いピンクの花は何ともかわいらしい。池のほとりでお昼ご飯を食べて出発。鳥の声にまじってギギギギ……と鳴く声が聴こえる。CLから、ハルゼミというセミの鳴き声だと教えてもらった。ヒグラシの鳴き声に似ている。姿は見えないが、セミのアピールは力強い。森の中のスンと澄んだ香りはシラビソの匂いだとも教えていただいた。
本沢温泉までの道のりは、多種多様の苔のたたずまいやクリンソウを発見するたびに歓声が上がり、歩を止めては写真タイム。森に硫黄の匂いが強く混じり、まもなくして湯元本沢温泉に到着。私の心はもう爆裂火口の硫黄岳を仰ぎ見る野天風呂に一直線。皆同じ気持ちで、2メートル四方ほどの湯船に老若男女が混浴するという面白い経験ができた。
宿に戻り、今度は内風呂に直行する。硫黄の成分で赤褐色になった浴槽につかり、温泉を満喫した後は、にごり酒をいただきなんとも贅沢な一日目が終了した。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- みどり池登山口の駐車場から出発です
- 八ヶ岳の森を彩る苔の中を進みます
- 1時間ちょっとで、みどり池に到着
- クリンソウがお出迎え
- みどり池の周りはクリンソウが咲き乱れて、疲れを癒してくれます
- みどり池のほとりにたたずむ「しらびそ小屋」は趣のある山小屋
- みどり池の向こうに見えるのは中山峠方面
- 湿った明るい林に自生する可憐なクリンソウを楽しみながら歩きます
- 少し甘い香りがするシラビソの林、心地よい香りに包まれます
- 倒木も乗り越えて
- 足を止めてクリンソウの撮影会
- クリンソウがお出迎え。湯元本沢温泉に到着
- 硫黄岳の真下の野天風呂はロケーションも良い熱めのお湯でした
- 硫黄の香りが漂う白濁した本沢温泉は、秘湯中の秘湯で最高です
- 宿の夜景
2日目
正面に硫黄岳を臨みながら、東天狗、西天狗をめざしてゆっくりとスタートした。シャクナゲの茂る道を抜け、湯川左岸の高見に出ると、昨日入浴した本沢温泉「雲上の湯」が眼下に見えた。そして正面には硫黄岳が大きく見える。
山腹をつづら折りに高度を上げ、硫黄岳の爆裂火口を間近に見上げる夏沢峠に到着した。ここからは主稜線を北上する。箕冠山南面のシャクナゲとハイマツの樹林帯を抜け、根石山荘に到着。北アルプスが一望でき、残雪の山肌が美しい。
ここは、コマクサが群生する砂礫地である。登山道ではイワカガミ、イワツメクサ、ゴゼンタチバナなどの高山植物が楽しめたが、全体的に小ぶりであった。
根石岳山頂から東天狗に登るとガスが出てきたが、南方には阿弥陀岳、中岳、主峰・赤岳がくっきりと見えた。西天狗からは岩稜地帯の急な下りである。昨日の雨で岩場も濡れていて、相当な注意をしながら唐沢鉱泉へ下ることになった。
唐沢鉱泉では、温泉でさっぱりとして、皆が楽しみにしていた生ビールと蕎麦で、山行の疲れを癒した。
【CL追記】
標高2,150mに位置する雲上の湯「日本最高所の温泉、本沢温泉」は硫黄岳の直下にあり、大自然の中の野天風呂です。色は乳白色で硫黄の香りがします。また、宿の中にある内湯「コケモモの湯」は泉質が異なり、茶褐色で鉄分の香りがしました。山小屋で二種類の温泉に入れるのは、とても贅沢な気分です。コケやクリンソウ、シラビソの香りに包まれてたどり着きました。
二日目も晴天の中、天狗岳をめざします。高山植物が咲き始め、「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサも見ごろでした。天狗岳は多くの登山者で賑わっていました。東天狗岳から西天狗岳を超えて唐沢鉱泉へ下山します。大岩の上や隙間を通り抜け、樹林帯を抜け川を渡ると到着です。この下山道は、怪我をされる方が多いと聞きます。メンバーは事故もなく予定時間より早く下山、ゆっくり唐沢鉱泉で汗を流すことができました。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- 野天風呂と内湯で疲れもすっきり取れ、はりきって二日目の始まりです
- 硫黄岳の荒々しさ凄いです
- 野天風呂、登山道から丸見えです。水着の着用をおすすめします
- 夏沢峠から雲海が見えます
- 根石岳の向こうに東天狗岳と西天狗岳
- 北アルプスがきれいに見えました
- 高山植物の女王、コマクサが見ごろです
- 根石岳山頂にて
- 天狗岳をめざして砂礫の登山道を行きます
- 東天狗まであと少し。大勢の登山者で賑わっています
- 西天狗岳の登りも急登です
- 西天狗岳からの下りは大岩だらけ
- 慎重に下ります
- 第一展望台でランチタイム
- 唐沢鉱泉に到着。お風呂で汗を流してお蕎麦とビールで反省会
































