木曾駒ヶ岳~宝剣岳(夏山定例)
山行情報
日時:2025/07/24 ~ 2025/07/25 天候:曇のち雷雨/晴ランク:C-C-9:00 参加:10名
山行担当:CL3595 SL3169, 3271
記録担当:文責:3835, 3502 写真:3169, 3595, 4163
コースタイム
1日目
RW千畳敷駅12:45…13:40宝剣山荘(泊)
2日目
泊地 5:45…6:23木曾駒ヶ岳 6:40…7:23宝剣山荘7:35…7:55宝剣岳8:05…9:45RW千畳敷駅
コースマップ
記録日:山行記
1日目
初夏の木曽駒、宝剣岳。朝、バスタ新宿を出発し、菅平バスセンターへ向かう。途中、高速道路で渋滞にはまり、予定より少し遅い到着。そこよりバスを乗り換えてしらび平駅まで移動、ロープウェイ乗り場に着いたと思ったが、ここでアクシデント発生。「上空に雷雲が発生しており、運転を見合わせます」の場内アナウンスで、足止めをくらう。
時を同じくしていきなりの豪雨、30分ほど待機したのち雨が止んで、順番に乗車。山頂駅に到着したがすっきりしない天気の中、登山開始。歩き始めて10分したころから雨が降り出し雷も鳴り始め、だんだん近くなってくるのを感じ、一同ビビりながら前に進む。何とか本日の宿、宝剣山荘へ到着。
その後も雨は止まず、本来ならこの後、木曽駒ヶ岳へ登頂する予定を変更し一日目は終了。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- しらび平は土砂降り。ロープウェイ運転見合わせ
- 千畳敷カール。上空には雷雲
- 無事を祈っていざ登山開始
- 雨が上がった隙に登山開始
- 再び雨。レインウエアを着用
- 雷鳴の中、必死に登る。足取りは順調
- 無事、山荘に到着
- 宝剣山荘
- 宝剣山荘
2日目
4時半、小屋の窓が明るくなってきた。外に出てみる。どこまでも続く雲海の向こうに八ヶ岳の山々。雲の間から真っ赤な太陽が昇る。天気は上々だ。昨日の天候不順からの行程の変更で、今日は木曽駒ヶ岳・宝剣岳に登る。
朝食後、荷物をデポして出発。中岳へ。木曽駒ヶ岳が見えてきた。頂上山荘まで下り、一気に洞のある頂上へ。山頂からは御嶽山、北アルプスの穂高岳・槍ヶ岳、南アルプスなど360度の展望を心ゆくまで楽しむ。帰りには雷鳥の親子に二度も遭遇。遠くから見守る。
小屋に戻り、ヘルメットを被っていざ宝剣岳へ。天狗岩から核心部へ。足がすくむような切り立った岩場を三点支持で進む。一瞬も気が抜けない。長居をしないで下山。安全な所で振り返ると、優しい形の木曽駒ヶ岳が見えた。極楽平まで下りると、下に千畳敷カールの絶景。もう登山は終わりかと寂しくなった。ここからはたくさんの高山植物を楽しみながらロープウェイ駅に到着。終わってみれば盛りだくさんの楽しい山行だった。
【CL追記】
山行前日あたりから、不穏な天気予報が出始める。山行日の15時ぐらいから雷雨の予報だ。山行の中止も考えた。が、夏の高山では午後に天候が崩れることは珍しくない。早出早着することで実施可能、と判断した。
実際は一日目の12時には天気が崩れ、翌日の稜線歩きでも雷雨に見舞われる恐れがあったため、行程を大幅に変更して二日目に下山となった。だが、二日目は好天の朝、木曽駒ヶ岳と宝剣岳、中央アルプスのきれいな稜線歩きを、少しだけだが満喫できたように思う。
来年、残りの行程の山行を実施することを皆さんと約束し、解散となった。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- 二日目の朝
- 天狗岩
- 荷物をデポして木曾駒ヶ岳へ
- 雲一つない快晴。それでもお昼には荒れる予報
- 中岳から木曾駒ヶ岳を臨む。右下は頂上山荘
- 木曾駒ヶ岳山頂
- この日は何羽かの雷鳥を見ることができた
- 宝剣岳山頂への登りは鎖場の連続
- 宝剣岳山頂。山頂はゆっくりできる場所がない
- 快晴の千畳敷カール。このあと2~3時間で荒天となる予報
- 千畳敷カールを散策に