奥穂高岳(夏山定例)
山行情報
日時:2025/08/23 ~ 2025/08/25 天候:晴れランク:C-C-8:00 参加:9名
山行担当:CL3284 SL3586
記録担当:文責:4106, 3920, 3802 写真:3284, 3586, 3771, 4106, 4061
コースタイム
1日目上
高地BT 12:44...14:42徳沢園...15:40横尾山荘(泊) 歩行時間:2時間36分/休憩時間:0時間20分/合計:2時間56分
2日目
泊地6:16...7:21本谷橋...8:22Sガレ...9:26涸沢ヒュッテ...11:08ザイテングラード取り付き点...12:13穂高岳山荘13:19...13:40涸沢岳...13:57穂高岳山荘(泊) 歩行時間:5時間34分/休憩時間:2時間07分/合計:7時間41分
3日目
泊地5:09...6:07奥穂高岳...7:20穂高岳山荘...8:24ザイテングラード取り付き点...9:13涸沢小屋...10:45本谷橋...11:48横尾山荘...12:47徳沢園...13:50小梨平(入浴)14:20...14:45上高地BT 歩行時間:7時間12分/休憩時間:2:時間24分/合計:9時間36分
コースマップ
記録日:2025/08/23~2025/08/25山行記
1日目
上高地BTで軽食を摂り、12時44分に参加者9名で本日の宿泊地、横尾山荘に向かって出発。河童橋に人がたくさん溢れているのを横目で見ながら、多くの観光客に混じって歩いているが、やはり標高1,500メートルの上高地の雄大な自然の中、木陰もあり清々しい空気と爽やかさを感じる。
明神で水飲みタイム。穂高神社奥宮に参拝したいという声もあったが、時間の関係上、先に進む。左手に澄みきった梓川と明神岳を眺めながら進み、右奥に前穂と北尾根が見えたら徳沢に着いた。
徳澤園で、この先の山行のためのエネルギーチャージとしてソフトクリームを食べ大満足した一行は、おしゃべりに花が咲く。平坦な散策路を進むと3張りぐらいのテントと横尾大橋が見え、15時40分、横尾山荘に到着した。
テント槍ヶ岳へ泊で向かう大きなザックを背負い、勇ましい姿のみろくの会山行の皆様にエールを送ったあとお風呂に入る。いい湯だな〜と思いながら、明日からの行程に不安も感じながら筋肉をほぐし、明日への準備を。2回もお風呂に入り、就寝。(文責:4106)
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- 河童橋を横目に進む
- 梓川と明神岳
- 徳澤園でソフトクリーム休憩
- テントと横尾大橋
- 横尾山荘に到着
- 夕食まで歓談
2日目
快晴の空の下、朝食を済ませ横尾山荘を出発。ゆるやかな登り坂が続き、3時間ほどで辿り着いたのは涸沢ヒュッテだ。目の前に広がる壮大な景色は、まさに絶景!思わず写真を何枚も撮った。雰囲気のあるテラスで、しばし休憩。この景色を眺めながら、いつまでもここにいたいなぁと思った。
後ろ髪をひかれる思いで再びザックを背負い、穂高岳山荘をめざす。この日の核心となるザイテングラートは、岩場や鎖場の連続で楽しく登れた。登りきった先には、穂高岳山荘が現れた。ここで荷物をデポし、15分で涸沢岳の山頂に着く。
いよいよ明日は今回の山行のハイライト。念願の奥穂高岳にアタック。期待に胸を膨らませて眠りにつく。(文責:3920)
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- 横尾大橋を渡って出発
- 本谷橋で一休み
- 北穂高岳
- 涸沢ヒュッテのテラスからの絶景
- 奥穂高をバックに登るぞ
- イワギキョウtが高山帯の岩礫地に生える。花冠に毛がなく、上向きに咲く
- ザイテングラート取り付き点で昼休憩
- いよいよザイテングラート
- ザイテングラートの岩場を進む
- かなり高度を上げてきた
- 穂高岳山荘に到着
- シロハナイワギキョウ。高山帯の礫地に生える。白色に出会えたらラッキー!珍しい
- 涸沢岳山頂
- トウヤクリンドウ。高山帯で稜線付近の岩礫地や風衝草原に生える。花弁の花色には濃淡がある
- 常念岳に入道雲
3日目
風もなく寒くもない快晴で、最高のコンディション。小屋前に5時に集合し、奥穂岳にアタック。リーダー以外参加者のほとんどが奥穂高岳は初めての中、私は2回目。今回の山行には吊尾根を通って前穂高岳、紀美子平から重太郎新道を歩きたくて申込したものの、昨夜CLからの伝達事項で、今回は残念ながら奥穂岳をアタック後はピストンに変更となった。
正直、ややテンションが上がらなかったが、途中から見えた笠ヶ岳や槍ヶ岳や山頂から見えるジャンダルムに痺れた。特にジャンダルムは、人が歩いてるのが見えるほど近く感じた。仲間が「やっほー」と叫ぶ。こだまが返ってくる。久々に聞いたやっほーだ。ジャンダルムはいつかは歩いててみたいと思うものの、まだそこまでのスキルはない。
月曜日で貸切状態の山頂を楽しみザイテングラートを慎重に下山。来年は絶対リベンジしたい。(文責:3802)
【CL追記】
夏山には夕立がつきものだが、近年の夕立は、夕立とは言えないほどかなり降り出し時刻が早い。当初の3日目の計画は、奥穂高岳を越えて吊尾根を通り、重太郎新道で上高地へ下山だったが、予報で12時から雷雨とあり、雷を恐れて往路を引き返すことにした。横尾あたりで遠くに雷鳴を聞き、無事に下山したことにホットした。前穂高岳には行けなかったが、奥穂高岳山頂での大展望を味わえて良かった。
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- 山荘からの日の出
- 夜明け前に登山準備
- 奥穂高岳へ向けて出発
- 槍ヶ岳が見えた
- テンション上げ上げ
- 奥穂高岳山頂、ジャンダルムをバックに
- いつかは行きたいジャンダルム
- 登頂バンザイ
- 奥穂高岳山頂、穂高神社嶺宮をバックに
- 行く予定だった岳沢方面
- ジャンダルムに人が歩いてるのが見える
- 雲海に浮かぶ槍ヶ岳
- 往路を下山
- イワツメクサ。高山帯の岩礫地に生える。花弁は5枚、深く裂ける
- ザイテンを慎重に下る