愛鷹山鋸岳(プチバリ)
山行情報
日時:2025/12/13 天候:曇のち晴れランク:D-C-6:00 参加:10名
山行担当:CL3597 SL3950, 3762
記録担当:文責:4033 写真:3597
コースタイム
山神社駐車場8:20…8:50東沢分岐…9:55前岳10:05…10:50位牌岳11:03…11:45鋸岳…13:20蓬莱山13:37…13:42割石峠…14:47東沢分岐…15:03山神社駐車場 歩行時間:6時間00分/休憩時間:43分/合計:6時間43分
コースマップ
記録日:2025/12/13山行記
12月初旬、気温3℃の朝。極寒の登山を予想し、少し気が滅入る。厚木駅から車で1時間、富士山ふもとの山神社駐車場からハーネスを装着して登山開始。林道を歩いて身体を温めたら、本格的な登山道へ。
前岳までの急登は、標高差600mを一気に詰める、今日一番の急登。気温は5℃ながら風がなく、ベースレイヤーとTシャツだけで汗ばむほど。90分で前岳(1,336m)に立つと、残念ながらガスの中だった。
続く位牌岳への稜線歩きは、風が出てきてサムイ!足早に歩くと、葉にうっすら白いものが。「雪か?いや、樹氷だ」。東側の紅葉を終えた枯木と対照的に、西側の木々は樹氷で真っ白!足元は落ち葉で茶色いのに、稜線は白い樹氷に囲まれて、まるでレースのカーテンに包まれているような光景が広がっていた。本日の最高峰の位牌岳(1,457m)で休憩したら、鋸岳(1,301m)を経由していよいよ核心部へ。
崩落が進む痩せた稜線へと足を踏み入れ、最も崩れているポイントではロープを出して、いざ、懸垂下降。久しぶりの下降器に手間取りながらも、何とか無事にクリア!すると、風もやみ、いつの間にか陽ざしが心地よく、澄んだ空の下、沼津の市街地と金色に輝く駿河湾の大海原がクッキリ広がっていた。12月の登山をがんばったご褒美だ。
蓬莢山(1,292m)では、無事にここまできた達成感からみんなの笑顔があふれ、割石峠から無事に下山。プチバリならではの緊張感と達成感、そして力強いCLとSLに感謝の1日だった。
【CL追記】
気温の低さと日没の早さが心配であったが、昼からは晴れて気温が上がり、また皆しっかり歩けたので、予定より早く無事に下山でき良かった。
位牌岳〜蓬莱山は登山道の崩壊が進んでいるが、要所にはフィックスロープ、鎖があり注意して行けば問題なし。ただし、コースの難易度は以前のプチバリ初級から、現在それ以上と思われる。
天気予報から景色は期待していなかったが、位牌岳周辺では樹氷、蓬莱山から駿河湾も臨むことができとても良い山行であった。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- 東沢分岐で息を整えいざ入山
- 最初は枯葉の積もった沢沿いのなだらかな登り道
- 北尾根の急登が続く
- 前岳で小休止
- 位牌岳到着
- みごとな樹氷。寒いけど綺麗でした
- 樹氷の下で一休み
- 位牌岳から先は何回も鎖やロープで上り、下り、トラバースをします
- 鋸岳の標識は平らな尾根の木の枝にぶら下がっていました
- 唯一の懸垂ポイント
- 次はロープ頼りにトラバース
- 駿河湾が輝いて見えます
- 最後の鎖場です。慎重に下ります
- 蓬莱山直下から鋸岳方面を望む
- 無事に蓬莱山到着
















