鹿島槍~五竜岳~唐松岳(夏山定例)

朝日を浴びる鹿島槍と冷池山荘

山行情報

日時:2025/09/05 ~ 2025/09/07 天候:曇り、晴れ
ランク:C-C-9:30 参加:9名
山行担当:CL3597 SL3868, 4063
記録担当:文責:3982, 4130 写真:3597, 3868, 3907, 3982, 4063, 4130

コースタイム

1日目
扇沢12:00…15:10種池山荘(泊) 歩行時間:3時間00分/休憩時間:10分/合計:3時間10分
2日目
泊地3:55…4:27爺ヶ岳南峰…5:50冷池山荘6:10…7:50鹿島槍南峰8:05…8:33鹿島槍北峰8:46…9:50キレット小屋10:10…13:40五竜岳14:00…14:45五竜山荘(泊) 歩行時間:9時間20分/休憩時間:1時間30分/合計:10時間50分
3日目
泊地5:45…7:15牛首…8:00唐松頂上山荘…8:22唐松岳…8:35唐松頂上山荘8:52…9:50扇ノ雪渓…10:43八方池…11:20八方池山荘 歩行時間:5時間00分/休憩時間:35分/合計:5時間35分

コースマップ

記録日:2025/09/05~2025/09/07

山行記

1日目

今回の山行は、台風の直撃による直前の予定変更から。出発前日、強雨予想のため出発地の扇沢駅集合時間が7時から10時に、宿泊地が冷池山荘からより手前の種池山荘に変更となった。

10時に強雨の扇沢に集合、12時に出発予定の指示があり、しばらく待機。覚悟を決め雨具装備で12時に出発したところ雨が上がり、15分後、柏原新道登山口で雨具をしまう。雨上がりの柏原新道を、汗をダラダラ流しながら登る。単調だが、手入れの行き届いた歩きやすい道。

ちょっと怖いザレ場のトラバースとか、最後の急登を経て15時10分、稜線上の種池山荘に到着。飲み水を一人1.5リットルもらえ、ありがたい。山荘に着いた途端に天気が悪化し、辺りは真っ白。夜になると強風も。CLの的確なご判断に感謝しつつ、明日の天気を心配しながら就寝。(文責:3982)



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2日目

本山行のメインとなる八峰キレットを通り、五竜山荘までコースタイム11時間30分のタフな一日。3時55分、山荘をスタート。星が綺麗で、街の明かりも見え、天気は上々。爺ヶ岳は日の出前に通過、冷池山荘までの稜線でご来光。剱・立山が朝日を受け光り輝く。

5時50分、冷池山荘に到着。ここでヘルメットを着用。360度の大パノラマを堪能しながら鹿島槍へ。7時50分、鹿島槍南峰で素晴らしい景色を堪能する。8時30分、鹿島槍北峰からいよいよ八峰キレット。遥か下にキレット小屋が見え、三点支持で慎重に下りて行く。

9時50分キレット小屋。引き続き三点支持のアップダウンが何度も続き、必死になって皆さんについていく。11時20分に口ノ沢のコル、11時40分に北尾根ノ頭と進み、少し傾斜の少ないところも出てきたがG5、G4と三点支持のアップダウンも。五竜が威圧感満々で迫る。

喘ぎながら急登し、13時30分山頂への分岐点に到着。白馬岳と不帰の嶮の展望が素晴らしい。五竜山頂往復後、五竜山荘に向けて下っていく。14時45分、五竜山荘に無事到着。五竜山荘は満員、夕食のカレーを平らげ、剱岳の北隣、毛勝山に沈む夕日を18時10分に堪能し就寝。(文責:3982)



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3日目

コースタイムは6時間半と短いため、ゆっくりと朝食後、5時45分小屋をスタート。好天だが、昨日と違い五竜、唐松岳はガスの中。15m/sの強風の中、淡々と歩を進め、7時すぎには危険個所である牛首の入口に到着。急峻箇所では、吹き飛ばされないよう、手足の置き場に注意して、7時半ごろ無事通過し、7時44分に唐松岳頂上山荘に到着した。

小休止後、35分で頂上までピストン。そのあと、8時50分に下山開始。頂上から鹿島槍、剱岳、白馬岳を再度見たかったが、ガスガスであきらめ。下山ルートは日曜のためか登山者が多く、すれ違いに時間を要した。

標高2,400m付近から下は、ガスも晴れて夏山に戻り、9時半に丸山ケルン通過、9時50分に扇ノ雪渓脇で小休止。10時50分、八方池に到着した。期待した水面に映る山なみは風のため見えず、11時20分にはリフト乗り場に無事到着した。

八方尾根スキー場では、国際的なトレラン大会開催中のため、日帰り温泉風呂が行列で、数名は近くのみみずくの湯へ。お肌すべすべ大好評だった。汗を流した後は、お待ちかねの大ジョッキで乾杯!CL、SL、同行頂いた皆さん、楽しい山行ありがとうございました。次回は白馬岳から栂海新道まで行きたいな~。(文責:4130)

【CL追記】

九州付近の熱帯低気圧が台風になり強雨予報のため、前日に泊地を手前の種池山荘に変更し、当日は12時に扇沢を出発。幸い雨は上がり、濡れることなく、二日目は長丁場であったが終日快晴に恵まれ、素晴らしい景色の中での山行となった。参加者は健脚ぞろいで予定通り山行を終えることができ良かった。



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